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新剤の継続的な
開発・上市に貢献したい

研究開発本部 農業化学研究所
生物評価グループ 
茂原殺虫剤チーム
H.I.
農学府 生物制御科学専攻 
修士課程修了
2018年入社

新剤の継続的な
開発・上市に貢献したい

新規殺虫性化合物の探索研究に評価担当者として参加

入社後は野洲の研究所で、新規製剤の処方検討や感受性検定などの既存剤のフォローをしていました。その間、タイ、インドへの海外出張や九州での現地圃場試験なども経験、担当しました。
4年目の途中で同じ生物評価グループの茂原殺虫剤チームに移り、評価担当者として新規殺虫性化合物の探索研究に携わっています。毎週提出されてくる化合物に対して、数種類の虫を用いて薬効評価を行い、その結果を合成担当者にフィードバックし、よりよい化合物の合成につなげていく業務です。
活性があってもいろいろな理由で圃場では効果が出ない化合物もあるので、実際の圃場試験を想定したような試験系を構築しながら高次評価を実施しています。候補化合物を選抜する上でクリアしなければならない課題は多く、すべてをクリアする化合物を見つけるのは至難の業です。

評価作業は自分だけでは完結できないため、仕事の運び方には留意しています。候補化合物をつくる合成担当者、評価を分担する同じチームのメンバー、野州の関係者や社外の機関など、様々な人が関与するため、チームワークと調整力が求められます。一つの目標に向かって多くの関係者や複数のチームを巻き込んでいくことの難しさや面白さを感じています。難易度が高い分、しっかりと目的を整理して計画を立て、高次試験や圃場試験を通してテーマの目標達成に貢献できるような結果を出せた時は、喜びもひとしおですね。
また、近年では、後輩等の試験結果や資料に目を通して意見を述べる機会も増えてきており、どう伝えたらいいか、どう話せば真意が伝わるかと苦心しています。的確に真意を伝えることは難しいですが、よりよい実験結果を得ることの助けになれた時は、自分のことのように嬉しく思います。コミュニケーション力は大切ですね。

H.I.様

変化に反応しソリューションを提供し続けたい

これまで、試製品の評価、製品のフォロー、原体の探索と、生物評価に関わる一連の仕事を経験することができました。いずれの仕事もそれぞれやりがいがありましたが、今後のキャリアとしては、製品の開発に関わることも経験してみたいと思っています。研究所にいるだけではテーマの進行にどういった要素が重要なのか分からないと感じることがあります。研究所の外から製品の開発に関わる職務を経験し、より広い視野を持てるようになりたいと思っています。

会社としては、コンスタントに新剤を開発・上市し続ける会社であり続けたいですね。また、これからの時代は農業も生活環境もめまぐるしく変化していくことが予想されるので、そういった変化に機敏に反応し、新しいソリューションの提案をしていける会社にしたいし、自分自身もそのような人間になっていきたいと思っています。