北海道芽室町の枝豆
第47回放送分
北海道芽室町の枝豆「棚瀬 陽一」編 鮮度が一番 芽室の枝豆

「芽室の枝豆は鮮度ですね。食感もありますし、噛んでいくと甘みがあると思うんですよね。そこが一番魅力じゃないかと思います。」

十勝平野の西に位置する芽室町は、北海道を代表する枝豆の一大産地。

8月、棚瀬さんが手塩にかけて育てた枝豆が、いよいよ収穫を迎えます。

「今年は丸くなって太っているので、まずまずいい具合だと思います。」
広大な圃場だけに・・・

「自分はもう運転しないで、専門に乗っている人に任せきりです。」
大型機械で一気に刈り取り、鞘にして3トンもの枝豆を収穫。
これをトラックに積み込むが、棚瀬さんは加工施設へと急ぎます。
急速冷凍で、美味しさを閉じ込める

「時間をおけばおくほど、鮮度が落ちてしまう。収穫後はすぐに処理をして、冷凍してしまう。」

収穫から冷凍加工まで、わずか4時間


採りたてのおいしさが味わえると、市場で高い評価を得ています。

土地を守る 輪作と団粒構造

小麦の輪作として始めた枝豆。
病害虫に負けない、栄養のある土壌を目指してのことです。

「代々、この土地を守るために、作り続けるために輪作体系を守るというのが、次の代に続けていくために必要なことだと思っています。」
そして、最も大切なのが・・・
団粒構造の土を作る

「土だと思うんです。団粒構造にするのがいいと思います。」

棚瀬さんが目指すのは、単粒構造ではなく、土の塊がバランスよく混ざった、団粒構造。
「水の通り道ができる。例えば、雨が降ったら水が隙間を通って地下に浸透していく。逆だと、地下の水分が隙間を通して上に上がってくる。安定して作物ができる土ですね。」
先祖から受け継いだ圃場で、大きく育った美しい枝豆。

農業に対する想い
旬味を生み出す、羽根さんの思いとは。
「芽室の枝豆は鮮度じゃないですか。そこが一番魅力じゃないかなと思います。
ぜひ機会があれば食べてみてもらって、良さ、味を知ってもらえたらと思います。
