サイラ サイラ サイラ サイラ

「サイラ」は、水田に発生する広範囲な広葉雑草・カヤツリグサ科雑草に有効な新規除草剤有効成分です。新しい作用機構を有することにより、現在、日本国内の水田で問題となっているオモダカ、コナギ、ミズアオイ、ホタルイなどの抵抗性雑草対策にも役立ちます。 > 有効成分「サイラ」について

「サイラ」を配合した製品は、一発処理除草剤から中後期処理除草剤まで、幅広いラインナップを取り揃えています。

一発処理除草剤

ジェイソウル
ジャスタ
ウルティモZ
クサウェポン

中・後期除草剤

バイスコープ
ルナクロス

サイラについて

サイラ

「サイラ」の由来と有効成分について

「サイラ」は有効成分の一般名:シクロピリモレート(Cyclopyrimorate)由来のブランド名です。ロゴマークの背景の黄色は、「世界の農業の希望、幸福、明るい未来」をイメージしており、これからの雑草制御に大きく貢献していこうというメッセージを、雑草を食べている強くたくましい犀(サイ)で表現しました。

原体名 サイラ
一般名 シクロピリモレート
化学名 6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチルフェノキシ)ピリダジン-4-イル=モルホリン-4-カルボキシラート
化学グループ フェノキシピリダジン系
作用機構 HST阻害(新規作用点)
除草剤分類 33(HRACコード)
化学構造式

新規作用機構と相乗効果

「サイラ」は雑草の根部、茎葉基部から吸収され、プラストキノン生合成経路上のホモゲンチジン酸ソラネシルトランスフェラーゼ(HST)を阻害することで、雑草の新葉に白化作用を引き起こし、枯死させます。 同一経路上の異なる点に作用する4-HPPD阻害剤※と混合することで、強力な相乗効果を示すことが確認されています。

※4-HPPD阻害剤:ピラゾレート、ベンゾビシクロン、テフリルトリオン等の白化作用を示す除草剤有効成分の一群

プラストキノン生合成経路

商用利用される除草剤としては約30年ぶりとなる新規作用機構をもつ除草剤として、「サイラ」は注目されています。

雑草への効果

オモダカへの効果発現の様子

オモダカへの効果発現の様子

コナギへの効果発現の様子

コナギへの効果発現の様子