兵庫県豊岡市のピーマン
第40回放送分
兵庫県豊岡市のピーマン「霜倉 和典」編 命の産業に誇りを持つ
命の産業に誇りを持つ
「農業っていうのは人の心が育っていく命の産業なので、誇りを持ってやることがこの日本の農業を支えていくと思います。」
兵庫県の北東部に位置する兵庫県但東町。あふれる清流にコウノトリが飛び交うこの里で、半世紀にわたってピーマンを手掛ける霜倉和典さん。
今年の出来は…
サービス精神のある霜倉さんですが、昔からある危機感を覚えていました。
「このままではこの田舎の農地が守れない。今の若い人たちが農業がしたくても土地もなければ資金がないでは無理なので、地域の勤め先の一つとして会社にしないと。」
担い手を育てる
後継者の育成を目標に農業生産法人「あした」を設立。
「うちの子は非農家の子が多いので、やることやることが新鮮に感じて、面白いっていうのを覚えてくれた。」
「最初はしんどいことばっかりだったけど、任せてもらえるうちに楽しくなってきたり、農業の楽しさを教えてもらいました。」
サポート役に徹する
霜倉さんが若い社員と接するうえで大切にしていることが。
「私が心掛けていることは、達成感を与える。やってくれたことに対して結果を出させる。そこを失敗しないように後ろでサポートをしておく。そこが一番本人の成長のきっかけになっているのかなと。」
力を合わせて育てたピーマンは、市場からも高い評価を得ています。
おいしいピーマンの食べ方
1.ピーマンの塩昆布和え
塩昆布とあえるだけでしゃきしゃきの食感が楽しめます。
2.ピーマンの肉詰め
豚肉をたっぷり使ったジューシーな肉詰めも驚きのおいしさ。
農業に対する想い
旬味を生み出す、霜倉さんの思いとは。
「自分のやってることに自信を持つ。自分自身の中に常に問いかけながら究極を突き詰めていくことが私たちの務めだと思っています。」
