北海道当麻町のきたくりん
第46回放送分
北海道当麻町のきたくりん「羽根 敏」編 新品種きたくりんに懸ける思い

新品種きたくりんに懸ける思い
「粒も大きいし、粘り、甘さ、十分食べておいしいということで、きたくりんならいけるという思いはありましたね。」

上川盆地に位置する当麻町は、良質な米を生み出すことで知られる、北海道トップクラスの米どころ。

秋晴れの中、羽根敏さんは新品種きたくりんの収穫に汗を流します。

「今年は天候にすごく恵まれて、農家やり始めて1.2番を争うぐらい良い出来ばえの稲になりましたね。」

たわわに実る、黄金色のきたくりんは期待の新星。そういわれる理由は・・・
いもち病に強いきたくりん
「いもち病という稲にとって大敵の病気があるんですけど、きたくりんはほとんどいもち病にかからない。耐病性を持った丈夫な稲なんですよね。」

病気に強いから農薬を節減できる。安心安全な米作りを目指す羽根さんにとってきたくりんは探し求めていた米。味も納得のいくものでした。

「噛めば噛むほど甘味が出てきます。」

程よい粘りと柔らかさもあり、消費者からも高い評価を得ています。

「店頭販売もやったことあるんですけど、北海道のお米はすごく美味しくなったねって。そういったお声もよく耳にしましたね。非常に元気づけられるそんな思いでしたね。」
美味しさを保つカントリーエレベーター

丹精込めて育てたきたくりんが良質と言われる秘訣が、カントリーエレベーター。
鮮度を保つよう、籾のまま超低温で貯蔵し、優しく二段階で乾燥させます。

「均一な製品を皆さんに提供できるのは一番のメリットですね。」

さらに注文を受けて籾刷りなどを行うため、つねに新米のおいしさを味わえます。
農業に対する想い
旬味を生み出す、羽根さんの思いとは。
「北海道当麻町の大自然の中で育った本当においしいお米なのでね、全国の皆さんにたくさん食べていただきたいと思っています。」
