栃木県大田原市のアスパラ
第36回放送分
栃木県大田原市のアスパラ「植竹 英夫」編 目指すはみずみずしいアスパラガス

アスパラは頼もしい存在
「アスパラは、自分の家族のような感じで育てていますね。日々変わっていく、頼もしい存在ですかね」。
栃木県の北東部に位置する大田原市。県内有数の農業地域です。この地で23年前からアスパラガス作りを広めてきた植竹英夫さん。栽培するうえで大切にしていることが。
「堆肥を利用して、みみずで耕してもらう。『土づくり』を大切にしていますね」。
他にも、アスパラガスの育成に欠かせないポイントが。それは、水をまくタイミング。



「夕方に毎日水をやるので、夜のほうが伸びると思っています。夜だと1日に大体10センチとか15センチ。伸びるやつは伸びますね」。

味を左右するもう1つのこだわり。収穫は、旨味を含んだ水分が放出される前、早朝から始まります。
「朝に採ったほうが、瑞々しさと日持ちがかなりするんで。甘みものって、美味しいですね」。

収穫後、太さによって選別し、1日予冷庫で保管します。そして、味を安定させてから出荷するのです。

英夫さんは、多くの人にアスパラガスのおいしさを伝えるため、JAなすのが開催しているイベントに積極的に参加しています。


おいしいアスパラガスの食べ方
塩ゆでアスパラガス
採れたてのアスパラガスを一番おいしく食べるには、シンプルな塩ゆで。鮮やかな緑色はもちろん、甘みとシャキシャキの食感が魅力。

英夫さんは、家族や仲間とのアスパラガスを囲みながらのひとときが、この上ない喜びだと言います。
「いただきます」。「おいしいな!」。「うん。新鮮だからおいしい」。
「今の季節はすくすく伸びて、ちょうどいいかんじで柔らかくていいな」。


農業に対する想い
旬味を生み出す、植竹さんの思いとは。
「太くて、甘くて、柔らかくて、瑞々しいアスパラを作っていきたいなと思っています」。
