宮城県東松島市の米
第31回放送分
宮城県東松島市の米「車塚 敏博」編 おいしいの一言が達成感に繋がる

おいしいの一言が達成感に繋がる
「おいしいって言われた時の達成感。それが一番です。」

仙台平野の北東に位置する宮城県東松島市。水に恵まれ、かねてから米どころとして知られてきました。代々受け継いできたこの土地でおよそ40年の間米作りをしてきた、車塚敏博さん。

現在仲間と共同で20ヘクタールの広い農地を守っています。


作っているのはブランド米として根強い人気のササニシキ。一粒一粒がしっかりとしてつやがあり、あっさりとした上品な味わいです。

お米の横綱とも称される宮城県生まれのササニシキ。実は育てるには非常に手間がかかるといいます。

「最近ササニシキは天候に左右されるからかなり作りにくい品種になってきているんですど、仲間たちと技術を磨きながら米作りを守っていきたい。」

車塚さんは、暑さや病気に弱いササニシキに肥料を与えるタイミングなどの工夫をこなし作り続けてきました。
そんな中起こった東日本大震災。車塚さんの農地は内陸だったため被害は免れたものの、沿岸の多くの農地が津波に襲われました。

「親戚のとこで水がでるってところがあったので、そこから水をもらってきて、収穫されたコメを仮設住宅の方に配布して回ったこともありました。」

今年も初出荷の日を迎えました。

質・量・水分などの品質検査を受け、一等級の最高評価を得ました。

おいしいササニシキの食べ方
塩結び
ササニシキは塩むすびで食べるのが一番。一粒一粒が艶やかにたつ見た目と味わいは一級品です。

お味の方は…

「甘みがあっておいしい、今年もいい米になりました。ありがとうございました。皆さんのご協力のおかげです。」
農業に対する想い
旬味を生み出す、車塚さんの思いとは。
「多くの皆さんにおいしいお米を食べてもらえるように、共同の仲間たちとともに頑張っていきたいと思いますので、皆さん、ササニシキを食べてください。」
