富山県砺波市のたまねぎ
第14回放送分
富山県砺波市のたまねぎ「梅本 英孝」編 愛情は作物にでる だから命をかけて向き合う

たまねぎの最高峰ブランドを目指して
富山県の西部に位置する砺波市。庄川水系が生み出した肥沃な大地が広がっています。この地で20年に渡り花を生産する梅本英孝さんに、地元JAからたまねぎ栽培の話が来たのは5年前。


「愛情のこもっている品物、こもっていない品物というのは絶対ある。作物にでますからね。やっぱり私は命かけますね」。

「今まであまり脚光も浴びていなかったような産地が、このたまねぎを起爆にして、将来的には全国的にも有名になる。大きなチャンスにめぐりあいました」。
初めて取り組むたまねぎ栽培。梅本さんは昼夜を惜しんで勉強しました。
「土壌学や肥料学、気象的なもの。そういうものを全て洗い出して、収穫までのたまねぎの一生を勉強するんです」。

さらに、毎日何時間も畑を見て回ったことで、やるべきことが見えてきたともいいます。
「ずっとたまねぎと向き合ってきた中で、どれだけの肥やしが必要か、この時期はどうする、次はこうするっていうことが分かるようになってきました」。

たまねぎのツンとした香りが高まる6月。5度目の収穫を迎えます。さて、今年の出来は。


「うん、甘い!おいしい。いい出来になっています」。
雪に埋もれて冬を越した砺波のたまねぎは、瑞々しく甘みが強いのが特徴。「雪たまねぎ」と名付けられ、日本全国への拡大を目指しています。

おいしいたまねぎの食べ方
1.雪たまねぎワッフル
梅本さん自慢の大玉な雪たまねぎ。スライスして生地に練りこめば、優しい甘さが楽しめるワッフルに。

2.雪たまねぎとゴボウの煮物

3.雪たまねぎの酢漬け

農業に対する想い
旬味を作り出す梅本さんの思いとは。
「農家が腕を競っていい品物を作る。だからどんどん自分を磨いて、たまねぎの最高峰ブランドとしてうたえるようになればと思っています」。
