過去の放送内容:第7回
沖縄県八重瀬町「ピーマン」


冷ジョッキーぐしちゃんピーマン、みんな食べて〜、甘いよ〜
生産者:仲宗根 朝洋さん
沖縄県本島の南に位置する八重瀬町。
温暖な気候の下、仲宗根さんが栽培しているのが「ぐしちゃんピーマン」。




「他の一般的なピーマンと比べると、3〜4倍くらいの大きさと重さがあります。糖度も乗るしみずみずしさも増す。味は間違いなく一番美味しいピーマンだと思っています。」


市場からの評価も高く、地理的財産として沖縄県産の青果物で初めて農林水産省GI(地理的表示(GI)保護制度)に登録されました。


徹底した温度管理
大きく育てるにはハウス内の温度管理が重要と言えます。
「一気に開けないで、ちょっとだけ開けるんですね。で、木が慣れた頃に昼間に向けての開け方をする。ちょっと暑いかなと思う温度にしておいたら次の日の膨らみがすごく大きくなるので、全体を見ながら調整をしている。」





肥料や水やりのタイミングなど、徹底した管理で順風満帆と思いきや...


失敗を学びに変える
「5年目に規模を拡大したんですけど、病気は入るわ虫が入るわで、収量がガクっと落ちたんです。」


そこで県外の生産者を訪ね、たくさんの学びを得て帰ってきました。

「やることは全部やれと、やりきれと、もう基礎からまたやろうということで、何か調子の悪い木があったら印をして後でネットで調べてみたり、人一倍やると返ってきたので、やりがいがあっておもしろいです。」




懸命な姿を近くで見ている妻光恵さんは...
「反骨精神というかチャレンジ精神は、はたから見ればまたやっているよ、と思われていると思うのですけど、それは応援していきたいと思っています。」


立派に育った「ぐしちゃんピーマン」。おすすめは大きめに切ってごま油の香ばしい香りとシャキシャキ食感が病みつきになる「生ピーマンのあつあつごま油がけ」に。
沖縄そばとスパムで炒めた「沖縄塩焼きそば」は、ピーマンの甘さが際立ち、子どもたちも大好物だそうです。
「100点満点です」
「一切の苦味なしだなって」



仲宗根さんの
想いを映す
あぐり百景とは
「全国のみんなに美味しい大っきいピーマンといえば沖縄の“ぐしちゃんピーマン”だよね!?って思ってもらえるように、どんどん上目指していって、その中でちょっとだけ僕が上であればOKです」
ぐしちゃんピーマンの名を全国へ。



- (視聴:3分55秒)