過去の放送内容:第6回
千葉県山武市「長ネギ」


私がつくる長ネギはうまいですよ。
生産者:橋本 幹夫さん
九十九里平野に広がる千葉県山武市は、太平洋沿岸の温暖な気候に恵まれ、長ネギの生産量は全国トップクラスを誇ります。


橋本さんは25年を数える大ベテラン。
白が際立つ美しい長ネギを作っています。


「柔らかさと甘さじゃないですかね、やっぱりネギは最高ですよ。」
白い部分を生み出すために、やっているのが...


美しい白い部分を作る「土寄せ」
「土を高く盛ってあげて、日光が当たらないように土寄せをしっかりやって、白い部分を30cm出すことですね。植えてから7、8回はやります。」





成長に合わせて行う根気のいる作業。
これを怠ると...


「人間で言う日焼けをしちゃうんですよ。そうすると白い部分が緑色になってぼける。なので、土寄せを崩したくないんです。」



更に年を追うごとに苦労しているのは...

自然の難しさを知る
「ネギは25℃以上になると生育が止まるので、特に夏日ですね、去年は35℃以上とかありましたので、生き残ったネギはいいですけど、やはり管理が難しいですね...」



猛暑の中、気づいたこともあります。

「ネギは水に弱いから、雨が降り水が溜まるとお湯になるので、腐ってネギがなくなってしまう。それを防ぐには水はけが良い畑じゃないとダメですね。」




手をかけ、たくましく育った長ネギの収穫は妻の正恵さんと、皮むきや選別などの作業は両親とともに。


辛味と甘味が絶妙な長ネギは、みずみずしさも魅力。


橋本さんの大好物は、シャキシャキ食感を残した「長ネギと白身魚のバタぽん炒め」。
寄せ鍋にすると長ネギの甘味が際立ち、ココロもカラダも温まります。


橋本さんの
想いを映す
あぐり百景とは
「ネギは脇役にもなるし、主役にもなる欠かせない食材だと思います。」
長ネギの安定した生産量と品質を守る。



- (視聴:3分55秒)
- (視聴:36秒)