過去の放送内容:第5回
新潟県佐渡市「佐渡牛」


佐渡牛! 「小﨑邦宏」愛情いっぱいで頑張ってます!!ウチでは仔牛は本当にノビノビと育っていると思います。私自身は胸を張って言えます。
生産者:小﨑 邦宏さん
新潟県の西部に位置する佐渡島は、古くから牛の飼育が盛んで、「和牛の島」と呼ばれています。


小﨑さんは母牛を飼育し、生まれた仔牛の出荷まで担う繁殖農家。
「生まれた仔牛の雌牛の中から、良いお母さんになりそうな牛を残して母牛に育て上げるってことですね。」




仔牛はセリを経て、肥育農家が肉牛に育て上げます。


厳しい寒さの中、小﨑さんの1日は餌やりから始まります。


365日、牛の体調を守る
「太りすぎたり、極端に痩せていたり、仔牛も体調を見ながら管理をしています。」


初夏を迎える頃、放牧されノビノビと過ごす姿は、佐渡島の風物詩です。
「足腰が丈夫になるんですよね。すごく健康にもなるし、ストレス発散というかな、健康になって帰ってきます。」




牛舎で過ごす冬、夜はカメラで見守ります。
「油断すると突然、陣痛が始まる場合もあります。」


気づいてすぐ対応したものの...

「出産が終わって、仔牛も立ち上がろうとして、無事終わったと思ったら、お尻から脚が見えてきて、すぐ引っ張り出して呼吸を確保できれば良かったんだけど、あたふたするばっかりで、悔しかったですね...」






悔しさを胸に、1年365日牛たちと向き合います。

幻の佐渡牛を遺していくために
時代とともに肉牛を育てる肥育農家が減少し、幻と言われるようになった佐渡牛。
JA佐渡 肉用牛中核育成センターでは肥育に力を入れ、和牛の島を守っています。


JA佐渡菊池さんのお話では...
「現在30〜35頭を年間で出荷しております。3年後佐渡から100頭出荷を目指しているところです。」


鮮やかにサシが入った幻の佐渡牛。
柔らかな肉質で、深いコクと甘みがあり、市場でも高く評価されています。


小﨑さんの
想いを映す
あぐり百景とは
「調子に乗らないこと、失敗は繰り返したくないですよね。生き物なので。」
気を緩めず、牛と向き合う。



- (視聴:3分55秒)