TV番組『あぐり百景』

BS-TBS にて放映されましたザクサ液剤提供番組「あぐり百景」の過去の放送分をアーカイブとして閲覧いただけます。

過去の放送内容:第3回

宮城県仙台市「仙台曲がりねぎ」

今回の主人公

太田 清美さん

我々が生まれたときからあったから、昔から曲がりねぎで通していたから、まっすぐなのは作らないできた時の、『この茶おいしいね』っていう言葉が一番嬉しいですかね

生産者:太田 清美さん

伊達政宗が拓いた杜の都、宮城県仙台市の郊外で古くから栽培されている仙台曲がりネギは人の手によって大きな弧を描くよう育てた伝統野菜です。

太田さんは半世紀以上にわたってネギを栽培する大ベテラン。

甘みを引き出す「やとい」栽培

「まっすぐに最初は定植させ、それを1回その場で抜き取り、斜め45度倒していくんです。45度の角度に寝せたネギの上に土をかけ成長させるのがやとい作業。」

1本1本抜いては寝かす、重労働。でもやといをすることで…
「ネギが自然と起き上がる力で、葉の方から上がってくるんだよね。ストレスがかかって甘みが出る」

「やとい」と「寒さ」であふれる甘み

冷たい北風が吹く冬の始まり。
寒さから身を守るよう栄養を蓄えたネギの出荷が始まります。

「寒さがあると甘みが出てくるんです。霜とか雪とか降るとね甘みが違うんですよね。」

「この水滴の中に甘みが入っている。」

太田さんが手塩にかけて育てた辛味と甘みが絶妙なネギは午前中には売り切れてしまうことも。

「曲がりねぎ」を伝える活動

JA仙台では伝統野菜である仙台曲がりねぎの魅力を伝える活動もしています。

みずみずしさを味わえるシンプルな味噌汁。
冬の定番といえば鍋。軽く煮込んで歯ごたえを残すのがおすすめ。
醤油とみりんで味付けした肉巻きは、とろっとろのネギがやみつきに。

これからも続く
太田さんの
あぐり百景とは

曲がりねぎは、手間かかる仕事だから作る人が少なくなっている。伝統野菜ってのをやっぱり我々は絶やしたくない。だから俺やってるのさ。

伝統野菜 仙台曲がりねぎを絶やさない
  • (視聴:3分53秒)
  • (視聴:36秒)