過去の放送内容:第1回
愛知県西尾市「てん茶」


いいお茶ができた時の、『この茶おいしいね』っていう言葉が一番嬉しいですかね
生産者:小林 晋弥さん
城下町の風情が今も残る愛知県西尾市は矢作川の恵みを受け100年以上の歴史を持つ抹茶の原料、てん茶の産地。




小林さんは製茶まで手掛けるお茶農家の5代目。
愛知県の品評会で、最高位の農林水産大臣賞を3度も受賞したてん茶のスペシャリスト。


愛情に応えてくれるかわいい子ども
畑に入るなり自然と顔がほころぶ小林さん。その訳は…


「お茶ていうのは永年作物で何十年と栽培していくので、手間をかけるほどお茶の方も応えてくれるし、子供を育てとるのと同じような感覚ですかね。」


棚式覆下栽培
日光を遮る伝統的な栽培によって旨みを蓄えた美しい茶葉は、蒸して乾燥し、石臼でひいて抹茶へと姿を変えます。






味を左右するもっとも大事な工程が…
「お茶の一番いいところ引き出すのには、蒸す。そこでお抹茶になった時にどんな色になるのかそこで想像しながらやってく。」


父の背中を追いかける
去年の春から6代目として父の背中を追う佑弥さん。
「自分になって悪くなったって言われるのが一番嫌なんで、少しでも目標は高くお父さん超えたいなと思います。」


習得したいのは茶葉の色味や香りを最大限に引き出す職人技。
「お茶を毎日見て『この匂いがいい』っていうのって説明ができないです。このお茶は匂いがいいよ。このお茶は香りあかんよと言っても1回かいだだけではほとんど分からない。見るしかないですね覚えるのは。」




歴史ある西尾の抹茶を守りぬく。
その思いは確実に受け継がれています。
「お父さんには全然及ばないんですけど、代々続いてきた火は消さないように頑張りたいなと」




小林さんの
思いを映す
あぐり百景とは
歴史ある西尾の抹茶を守りぬく。
その思いは確実に受け継がれています。
「お父さんには全然及ばないんですけど、代々続いてきた火は消さないように頑張りたいなと」



- (視聴:3分54秒)
- (視聴:36秒)