三井化学クロップ&ライフソリューションとは

三井化学クロップ&ライフソリューションは、高品質の農業化学分野の製品とサービスをグローバルに展開する研究開発型企業です。
日本で初めて合成農薬を製造・発売して以降、約100年の歴史を有し、「食の安全と信頼性」と「生活の質の向上」という2つの領域で社会課題に貢献していくという信念をもっています。

01

世界の創農薬をリードする研究開発力

日本の研究者は微小な変化も見逃ない観察力、定説にとらわれない柔軟な発想力に優れており、農業化学品分野で世界から高い評価を得ています。
当社は、日本における創農薬のリーディングカンパニーの一つとして、研究開発を事業の中軸に置き活動しています。

当社の強みは独自の原体を創出・開発し、市場ニーズにあわせた形で加工する研究開発力にあります。
これにより、新規作用性を持ち、抵抗性を示す病害虫や雑草にも効果があり、使いやすい農薬をお客様のもとに届けることができるのです。
当社は、この20年で10原体、2015年以降20剤を市場に送り出してきました。

たとえば、当社が発明した水田雑草用の除草剤「サイラ™」は、水田に発生する広範囲な広葉雑草・カヤツリグサ科雑草に有効な除草剤成分です。
また、当社の主力製品である「スタークル™」は、水稲本田処理分野の殺虫剤では国内シェアNo.1(2020年現在)を誇ります。
さらに農作物用の殺虫剤である「テネベナール™」は、世界中で大きな農業被害をもたらしている、既存の薬剤に抵抗性を示すチョウ目にもよく効きます。テネベナールは、その新規作用性と幅広い殺虫スペクトラムなどから、農業だけではなく木材保存や衛生害虫駆除の領域にも展開しています。
これらは一例に過ぎませんが、柔軟な発想と細やかな観察眼に基づいたオリジナリティの高いグローバル剤を開発し販売しています。

02

農業化学品分野のリーディングカンパニー

当社は、農業化学品分野で約100年に亘る歴史を持つパイオニアであり、現在も新しい農薬を創出するリーディングカンパニーです。

ただ歴史を積み重ねるだけではなく、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢を大切にしながら継続して革新的な開発を進めており、その研究の成果をベースに、日本だけでなく世界の食糧生産に貢献する農薬事業と、QOL(Quality of Life)の改善に貢献するライフソリューション事業として展開しています。

農薬事業は、1921年に国内初の合成農薬クロルピクリンを開発・販売したことに始まり、これまでに多くの製品・研究が評価され、大河内記念賞や日本農薬学会賞など数々の受賞歴があります。
ライフソリューション事業は、1961年にシロアリ防除事業を開始して以来、「皆様の健康で安心な生活のサポート」を合言葉に事業を展開してきました。

03

世界100カ国以上での事業展開

当社は、国内のみならず世界各国で事業を展開しています。
海外では、東南アジア・欧州・南米・インドなど15か所に拠点を設け、事業を拡大しています。

農薬登録を取得している国・地域はすでに100を超えており、今後もその拡大を目指し、研究開発拠点を海外にも展開しています。

世界中から認められ愛される企業を目指し、これからもグローバルに展開していきます。

04

人々の「食」と「生活」に持続的な発展を

当社は、開発する製品・サービスの提供を通じて、人類が直面している「人口増加に伴う食糧の確保」や、「熱帯地域を中心とした伝染病の防疫」など課題の克服に、重要な役割を果たしたいと考えています。

また、農業人口の減少や先端技術の活用、SDGsに代表されるさまざまな社会課題に迅速かつ柔軟に取り組み、環境との調和を目指しつつ、人々の「食」と「生活」に持続的な発展に貢献します。