ミケブロック製剤


特長
ミケブロック製剤は2005年の発売以降、“確かな効果”と“優れた安全性”により50万棟以上の住宅をシロアリや木材腐朽菌の被害から守ってきました。
ミケブロック[土壌処理剤]

- 業界初の新剤型「顆粒水溶剤」でVOC(揮発性有機化合物)を含有しない
- 有効性分はシロアリに対する活性が高く、忌避性も無いため、優れた予防・駆除効果を発揮
- 極めて低臭性で、刺激性も殆どない
- 有効成分の蒸気圧が極めて低く揮散しにくいため、居住者に対する安全性が高い
ミケブロック乳剤[木部処理剤]

- 高希釈倍率で使用する木部処理乳剤のため、VOCを当社従来比98%以上削減
- 高い防蟻性能で、シロアリに対し持続的な効果を発揮
- 防腐成分のF-69が広範囲なスペクトルを有し優れた防腐効果を発揮
- 極めて低臭性の乳剤で、刺激性もほとんどない
製品概要
製品名 | ミケブロック | ミケブロック乳剤(木部処理用) |
---|---|---|
用途 | 土壌処理剤 | 木部処理剤 |
有効成分量 | ジノテフラン 20.0% | ジノテフラン 5.0% F-69 5.0% |
剤型 | 顆粒水溶剤 | 乳剤 |
希釈倍率 | 100倍 | 50倍 |
認定番号 | 日本しろあり対策協会 第3507号 日本木材保存協会 A-4210号 |
日本しろあり対策協会 第7298号 日本木材保存協会 A-5397号 |
法的規制 | 消防法:非危険物 毒劇法:非該当 |
消防法:危険物第4類第3石油類 毒劇法:非該当 |
包装形態 | 2kg×6袋 | 500mL×20本 |
作業性
低臭性
防蟻剤を処理する上で施主や作業者が最も気になるのが使用する薬剤の「臭い」。
ミケブロックはVOCを含まない「顆粒水溶剤」により他剤と比較して低臭性に優れることが第三者機関での臭気測定で確認されました。
試験機関
(株)環境管理センター
試験方法
「臭気指数及び臭気排出強度の算定方法」(平成7年度環境庁公示第63号)で規定されている三点比較式臭袋法
供試薬剤及び試験結果
臭気濃度
臭気のある気体を無臭の空気で希釈し、臭いが感じられなくなった時の希釈倍率。
数値が小さいほどに臭気が低い。

臭気指数
臭気濃度を以下の式で換算し、ヒトの感覚に近づけた値。
臭気指数=10×log10 (臭気濃度)

試験機関:(株)環境管理センター
ミケブロックは、対照剤と比較して最も臭気の数値が低いことが確認されました。
希釈液の作りやすさ
ミケブロックの製剤型「顆粒水溶剤」はVOCを含まず超低臭性でありながら、水への混ざりやすさはフロアブル剤やマイクロカプセル剤と同等で、防蟻業者にとっての毎日の作業である希釈液の調製に特別なご負担はお掛けしません。
また、一旦水で希釈した後は1日放置しても再分離しないことが確認されています。
試験機関
三井化学クロップ&ライフソリューション(株)
試験方法
ガラス水槽に水25Lを入れ、各薬剤を規定量投入後攪拌機で攪拌し、
①側面・底面の外観変化観察 ②上層・下層の濃度分析を実施
供試薬剤及び試験結果
水希釈時の混ざり易さは、他剤(FL剤、MC剤)と大きな差は無し。
供試薬剤 | ①外観変化 | ②濃度分析(指数)* | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
側面 | 底面(10秒後) | 10秒後 | ||||
ミケブロック | ![]() |
3秒程度で均一に青色半透明化 | ![]() |
10秒以内に完溶 | 上層 | 100 |
下層 | 100 | |||||
A剤(FL剤) | ![]() |
瞬時に均一に白色化 | ![]() |
隅に極僅かな沈殿が残存 | 上層 | 100 |
下層 | 100 | |||||
B剤(FL剤) | ![]() |
3秒程度で均一に黄色がかった透明化 | ![]() |
僅かな白色残渣が発生 | 上層 | 100 |
下層 | 100 | |||||
C剤(MC剤) | ![]() |
瞬時に均一に白色化 | ![]() |
瞬時に均一に白色化 | 上層 | 100 |
下層 | 100 | |||||
D剤(MC剤) | ![]() |
瞬時に均一に白色化 | ![]() |
瞬時に均一に白色化 | 上層 | 100 |
下層 | 100 |
* 規定濃度を100とした場合の指数