ミディ水和剤


特長
ミディ水和剤は幼虫の全令期に有効なキチン合成阻害タイプの昆虫成長阻害剤(IGR剤)です。

- 不快害虫(ユスリカ、チョウバエ)の幼虫全令期に極めて微量で効く脱皮阻害剤
- 本剤を摂食した幼虫は脱皮に失敗して死亡
- 有機リン剤抵抗性害虫にも有効
- 哺乳動物、鳥類、魚類に対して安全性の高い薬剤
製品概要
製品名 | ミディ水和剤 | ||
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区分 | 不快害虫用殺虫剤(雑品) | ||
有効成分量 | ジフルベンズロン 25% | ||
剤型 | 水和剤 | ||
使用方法 | 適用害虫 | 適用場所 | 処理方法 |
ユスリカ幼虫 チョウバエ幼虫 |
側溝、下水、河川、浄化槽、汚水溜、雨水ます など | 水量1トン(1m3)につき、2-5gを水に希釈し、散布する。 | |
法的規制 | 消防法:非危険物 毒劇法:非該当 |
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包装形態 | 1kg×12袋 |
効力メカニズム
キチン合成阻害剤のメカニズム
ミディ水和剤の有効成分ジフルベンズロンはキチン合成阻害型タイプの昆虫成長阻害剤です。
ジフルベンズロンを取り込んだ幼虫は、表皮の主要成分であるキチン質の合成が阻害され、次令への脱皮に必要な新しい表皮を作ることができず脱皮に失敗して致死します。


キチン合成阻害剤の特長
昆虫成長阻害剤にはキチン合成阻害剤の他に、幼若ホルモン様物質があります。
両者を比較した場合、キチン合成阻害剤には全令期の幼虫に有効で、効果の発現が比較して早い(次令期への脱皮に失敗して死亡)という特長があります。
全令期の幼虫に有効[次令期への脱皮を阻害]

終令幼虫のみに有効[蛹から羽化になるのを阻止]
